
一言でいうと愛情が溢れていた映画だ。
愛や慈しみ、感情の移り変わりを見事に描いていた。
大概先ずは自分があって、次に家族だったり恋人だったり親友だったりする。
たまたま近くに住むことになった人などはっきり言えばどうでもいい。
自分と関りがなければ気にならないが、少しでも関わると自分の意に反した事をするヤツはやっぱり目障りだ。
特に心が荒んでいる時には他人の行為が気に障る。
オレの経験から言えば、そんな時それを解いたり溶かしたり癒したりしてくれるのはとっくに失った澄んだモノだけだ。
美しい、もしくは暖かい、と感じるそれに触れた時にゆっくりと化学反応する。
そして、おれはやっぱりバカだ、と思うことになる。
せめて半分は他人のことを考えられるようになりたいものだ。