graysacle photography of black harley davidson motorcycle

Harley-DavidsonのSportsterに乗っている。2004年に買ってカスタムしながら今日まで来た。

先日初めてカーブを曲がりきれず転倒した。幸い交通量が少ない道路で、ガードレールもあったので打撲ですんだ。

気持ちは落ち込みがちになったが、「こういう場合良い様に考えるしかない」事を10年前のbeetleで信号機につっ込んだ事故(こちらは死にかけた)で学んでいるので、すぐにオートバイを修理に出し、この機会にハンドルをカスタムした。(ハンドルは転倒の衝撃で曲がってしまった)。打撲はすぐに回復した。

20代の頃はカーブでどれだけ倒せるかばかりを考えたが、今は朝霧高原を富士山やパラグライダーを見ながら走る(それも十分危険だ)時が至福の時だ。シミジミと色々な情緒がわかるようになった。(ジジイになった)

オートバイは前回ブログした「不安定の安定」を実践出来るマシンだ。まさにカーブのニュートラルな状態が不安定の安定に他ならない。実力が無いから曲がりきれず転ぶのだ。心技体(オートバイ)が一体となって初めてカーブを自然体で力まずすり抜けられる。出来れば最高の瞬間だ。

しかし、これからは基本に忠実に、カーブの手前で十分減速したいと思う。心技体(オートバイ)が一体になれなくても転ぶよりはマシだからだ。