brown basketball on grey floor

学生時代に頻繁に体育館に呼びされたコトを書きたいのでは無い。もっと前の高校に入りたての頃、体育の授業でバスケットボールをやった時のコトだ。

(オレは柔道、空手、銃剣道、少林寺拳法と武道はやったが未だかつて球技はやった事が無い。

→いや、パチンコくらいだ。(おそらく負けた金額を貯金に回してたらMercedesが買えた。)

あまり好きで無いのもあったし、今以上にチャラチャラしていたオレは最初から横を向いていた。))

まだ会って数ヶ月の同じクラスのUさん(女性)は、一生懸命やっていて、その試合中転んだ。それを見たオレは声を出して笑った。

試合の後、近づいてきて、オレの目を見て、「私、青栁君を軽蔑する。」

一生懸命やってるヤツをバカにしてはいけないんだ、という人生で最も大切な事を、バカなオレは彼女から教わった。今まで腐るほど多くの授業、講義、セミナーを受けたが、この時以上のインパクトをオレに齎したモノは無い。40年経った今も鮮明に思い出す。

それ以来、彼女と話せたかどうかは、覚えていない。特殊なクラスだったが、一年もしないうちに彼女は転校してしまった。

今彼女に会ったらそれを伝えてみたい、そして「笑って悪かったな。」と謝りたいと思う。