愛犬2&愛猫 PART1

愛犬のラッキーの事は以前のブログで書いたが(オレのブログの中では防衛大学校関連に続く人気)、先日つくづく考えさせられる出来事があった。

その日いつもの様に夕方の散歩から帰りラッキーにメシをやった時の事だ。

いつもはメシを食えば大体はデッキで寝ているのだが、その日はやけに吠える。

「どうした?うるせーぞ。近所迷惑だ。」と言ってステンレスのお碗を見ると全部食ってある。

「足りねーのか?」と聞くとオレの目をジッと見返す。

「ちょっと待ってろ。」

「今日はよく食うな。」と言いながら少し追加してやって、オレは雑用で離れた。

しばらくして、食ったかな?と思ってデッキに行くと野良猫が用心深く喰っているのだ。

ラッキーは?、、知らん顔して遠くを見ている。

「この野郎、あっち行け。」

と追い払い、ふと視線に気づくとラッキーがオレを斜めに見ている。

「コイツ、どうしようもねーな。」と蔑まれている様だ。

ハッとした。

腹が減った野良猫のためにラッキーはオレを呼んだのだ。

オレは基本的には自分の事しか考えていない。先ずは自分が良ければそれでイイのだ。

それに比べて我が愛犬は野良猫のために一肌脱いだのだ。

あまりにも男らしく、あまりにも高貴!

「オマエはオレよりも崇高だな。」と言ったが、ラッキーは変わらず遠くの山をすました顔で見ているだけだった。