防衛大学校・回帰

先日久しぶりに防衛大学校に行った。

山梨から中央道、八王子ジャンクションで圏央道に入り海老名から保土ヶ谷、横浜横須賀道路というルートだ。

約2時間半程で着いた。早くなったもんだ。八王子から16号なんかで行く場合の半分だろう。

横横を降りると坂やトンネルが続き「ああ〜横須賀だ。」と思う。懐かしい。

横須賀中央駅で、学生時代外出の度に行った焼き鳥屋のお太幸やホテルセントラーゼを見た。名前や形は変わっているが未だあるのが嬉しい。

馬堀海岸を走る時はいつかこの辺りにマンションでも買いたいといつも思う。青い空と碧い海に癒される。

馬堀海岸の交差点を右折して正門に通じる坂道は学生時代は最も嫌なルートだったが、今はほろ苦いような甘酸っぱいようななんとも形容しがたい懐かしさでいっぱいになる。ジジイになるのも悪くないな、と思わせる瞬間だ。学生時代、30年以上たってここに来るとは夢にも思わなかった。

正門には「棒倒し」や観閲式等の写真が貼ってある。“間違いなくオレはここにいた”、と思わせる。

学生が何人か正門から外出する。その中には女性もいる。「棒倒し」は変わらないが、防衛大学校も確実に変わっている部分はある。

防大を離れ、観音崎に行った。

学生時代は身体を鍛えるだけの場所だった。観音崎ホテルも存在を認識しているだけの物体でしかなく、中に入ったことも無かったが、今は確実に利用する場所になった。防衛大学校から見下ろしていた東京湾のヨットやタンカー、コンテナ船を見ながら昼飯を食った。

その後観音崎を2時間程歩き回った。

学生時代から7年程いた横須賀は、歳を取れば取るほど魅力的に映る。

オレの一番好きな街だ。