buildings with waterfront view

先日見た。評判通りのイイ映画だった。

北アイルランドの紛争に巻き込まれていく家族。

家族のようだった街が宗教的対立で分断されていく。

故郷や家族が生きていく上でどれだけ大切かを伝えていた。

今のウクライナにも重なる。

モノクロトーンの映像効果によって更に引き込まれた。

故郷が嫌でたまらなくて、早く東京へ、と思ったものだが、今は遠くのアルプスや近くの山々、神社の桜、木々を飛び交う小鳥、川のせせらぎに癒される。オレもジジイになったもんだ。

縁によってその地に生まれる。

一旦離れても故郷とは繋がっているのだ。

オレは何処にいても生きていける自信はあるが、自然溢れる故郷は別格で替えはきかない。

もし戦争で破壊されるとしたら、やっぱり命かけて戦う。

TVで、降伏した方がイイ、というバカな元政治家のタレントがいるが、本気で言ってるのだろうか?

守るべきモノを持たない人生に何の意味がある?

日本も他人事では無い。弾道ミサイルや長距離巡航ミサイルが数百発も日本に向けられているのだ。

評論家のエライ先生方も誰一人ロシアの侵攻を予測出来なかった。

メディアを通してあらかじめバイアスをかけておいて、攻撃されたら命を守るために降伏しよう、と言い出すヤツは必ず出てくる。

世も末だな、と思う。