woman in black brassiere holding black kettle bell

イレズミ問題を書きたいのでは無い。「武道のコト書かないじゃん、最近。」と知り合いに言われたから、というわけでも無いが、、と前置きして、、。

大晦日はRIZINとボクシングを見た。

例年通りだが、今年も慌しかった。RIZINもボクシングもリアルで見たいので欲張って2画面にして見るので落ち着かない。そのうえ更に、、「自分ばっか見てないで、紅白見せてよね。」となるので、所々映像が欠けるのを補う形で試合が進む。欠けた所は想像力で補うが、映画館で寝てしまうのと同じで、絶対に落とせない箇所だったりする。さすがに決着がついてしまった、という事はないが、ストーリーが失われて気の抜けた炭酸の様な感覚に陥る。

と、前置きの続きはここまでにして、、

井岡vs田中での感想は、、

どちらも稀に見る逸材だが、井岡が一枚上手だった。

武道の極意に「先」がある。オレの解釈では「先」とは相手の「気」が発してから「技」になる前の刹那、だと理解している。「技」になってからでは「間」に「合」わない。

井岡は田中の「右」に対して「左」のカウンターを合わせていた。ボクシングのカウンターは武道でいうと「先」。つまり「先」をとっていたのだ。

「先」には「先の先」、「対の先」、「後の先」がある。(表現は流派によって様々だ)

井岡が決めたカウンターは「対の先」。(ここは見方によって分かれる所だが)

『あしたのジョー』の“あしたのために その3”だ。

オレが田中のトレーナーなら、次の試合までに徹底的に「先」をとるトレーニングをさせるだろう。

それをやれば田中はまだまだ強くなるとみた。