
あっという間の人生だったという話はよく聞くが、自分の経験に照らし合わせても言える事だ。
最近では昨日のコトさえ思い出せないので、これまでに起こった全てのコトなど思い出せるはずもない。
要するに忘れるという機能があるので、あっという間だと感じるのかもしれない。
考えてみれば、数の上でも圧倒的に、嫌だと感じること > 楽しいと感じること だし、時間的にみてもそうだ。嫌なことの方が長い。
しかし「充実感」でみれば、嫌なことに対処している方が確実に充実感は上だ。時間で見ても楽しいと感じることは充実感も短い。
目標を決めて達成しても、達成前は「これが出来たらどんなにいいだろう!」と思ったことも、達成直後に色褪せる。
人生はこれの繰り返しだ。
うまくできている。
死にかけた経験があるので、今現在の「問題」はあってないようなモノだ。
そして「残り時間」が少なくなるにつれて、時間的余裕が出てくることもわかった。
元がせっかちなので、ジジイになる前に死にたい、と本気で思っていたが、ここまでくると、まったく急ぐ必要は無いのかもしれない。