
全員善人というアウトレージとは真逆の内容だった。
全員悪人もそれはそれで魅力的だが「優しさ」が通奏低音にあって自然に涙が出る。
是枝裕和監督の真骨頂だ。
万引き家族を思い出す。
人が持っている心の底の優しさがキラキラとしている。
子供の頃遊んだ小川の砂利に混ざったビー玉のようだ。
人には事情がある。ダメだとわかっていてもやってしまう事もあるし、失敗も山ほどある。
そこが魅力だと思うのはオレだけか?
だいたいデカい声で正論を言うやつをオレは信じていない。あまりにも幼稚だから。
この映画のイ•ジウンさんと万引き家族の松岡茉優さんの雰囲気が似ているのは偶然だろうか?
登場人物全員が主人公の様な映画だが、キャストが全員魅力的だった。