soccer stadium

いつもはサッカーは見ないが、ワールドカップは別。他国との勝負はその状況だけで燃える。

4試合見て武術の観点で感想を言いたい。

①攻防一体について

攻撃と防御が個別に機能していたら無駄が多い。攻防一体により攻撃が防御にもなるし、防御が攻撃にもならなければ勝負には勝てない。

空手においては防御だけで戦う場合、敵の3倍強くなければやられてしまうと言われている。攻防一体とは攻撃と防御が織りなす布の様になるイメージだ。

ハーモニーとも言える。

空手の技術では、受けがそのまま攻撃になるような身体操作があるが、サッカーの場合は防御体制から攻撃に即座に移れるフォーメーションの問題だと思った。

②気について

PKで負けるのはホントに勿体ない。クロアチア戦を見て「気」の要素が60%以上締めていると感じた。

PKを蹴る瞬間に先ずは「気」をキーパーに送るのだ。キーパーはその「気」に反応する。ゴールを決めている場面を見ると上手な選手は先ず「気」で蹴ってその刹那にもう一度足で蹴っている。逆を返せばキーパーも同じだ。先ずは「気」で守りその後「体」を使う。

仮説と検証で何度もデータを取りながら修正していかなければ技術として定着しないがそれができれば、確実性を持った技術になるはず。

イチカバチカではなく、確実な技術とする必要がある。

③心体操作について

オレは堂安選手が大好きだ。以前「気持ちでは絶対に負けない。」と言っているのを聞き注目していた。

今回も試合後「オレがやる。」「オレのコースだ。」と言っていたが、戦う人間の最低限の資質だし、心構えだと思う。よく「チームのために、、」と聞くが、オレから言わせればそれは状況でしかない。先ずは「オレが決める。」がなければ決まる事は無いだろう。

次に「体」の問題だが、動きの質を高めるためには力を溜める動作を減らさなければならない。寧ろ力を抜くのだ

キーパーの例で言えば、ボールが来る刹那に膝の抜きにより方向転換をする方法が考えられる。重力を最大限利用するのだ。クロアチアのキーパーをみると意識的かどうかは不明だが、明らかにこの技術を使っている。

PK戦の技術を確実なモノにする事で試合の最後の最後に優位にたて、心情的にも随分楽になるのではないか?

専門知識は全く無いが、上記の様な武術的観点からの検証を繰り返せば新しい発見があるかもしれないとオレは思う。