
「生にしがみつく者は死ぬ、死にしがみつく者は生きる」
作中ウィンストンが言った言葉だ。
また、ウィンストンもシャロンも「これが人生だ」と言う。
「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ 踏み込み見れば あとは極楽」を思い出す。
もし人生が生だけだとしたら全く意味をなさなくなるだろうし、それでなくても疑問符がつく生きる意味は更に空虚になる。死という全ての生命が行き着く先があるから、生が輝く。
悲しみがあるから喜びもあるし、苦しみがあるから快楽もある。妬みがあるから共感があるのだ。
世界は対立で成り立っている。
どんな不合理も全て自分の人生の一部で、それを認めて受け入れ、それと戦うことで生は輝きを増す。
99.9%格闘シーンで、2時間半を満喫した。
次の連休にWILDTURKEYでも飲みながら前3作を見返したい。