gray fighter jet flying over the mountain

オープニングから興奮、感動した。

トップガンを見たのは就職してすぐの頃。横浜の映画館だった。トムクルーズを一躍トップスターに押し上げたこの映画は夢や希望に満ち溢れていた。立っているだけでまさに絵になる男。甘いマスクは巷に溢れる「ヤワ」なものではなく、比類なき才能と強靭な肉体に裏打ちされていた。

Ninjaを飛ばす姿に自分の明日を重ねたものだ。

あれから30年以上経ってもその輝きは色褪せるどころか、更に時の洗礼を受け重みを増していた。最近見た映画はマイナーなテーマのモノが多く、それはそれでバカなオレに考えさせてくれるので良いのだが、やっぱり考えるより先に興奮で涙が溢れ出るような作品の方がオレは好きだ。

防衛大学校でP適(パイロット適正試験)を受けた。もし合格できていても(視力検査で不合格なのは受験以前にわかっていた)オレが戦闘機のパイロットになれば日本のリスク指数は跳ね上がる。

同部屋のK君はいつも沈着冷静、その頭脳も体力も雲の上だった。(彼はF4のパイロットになった。)

もう一度必ず映画館で見たい。

公開2日目に見たにもかかわらず、パンフレットは既に売り切れていた。