
何かしなければ、と思って生きてきた。過去の洗脳によって何かしている事が充実していることだ、と疑いなく信じていた。
ホントにそうなのか?
生産性を高め、効率を重視して、いかに無駄なくやるか?
全てそんな視点で評価してきたが、最近はそれに違和感を覚える。
「侘び寂び」の世界は無駄の中にこそあるんじゃないか、と思うようになった。それは「遊び」とも言える。
所詮は全てが虚構の世界。
大概の人間が他人が作り上げた虚構と過去の経験で生きている。「見えるモノ」も限られるし、急いで行こうとしても信号待ちで止まる車のようだ。
どんなに頑張ったとしても、タカガシレテイル。
何もしないで立ち止まると見えてくるコトもある。
「贅沢だな。」と思う。
豊かさとはこういうことだとわかる。
オレもかなりジジイになった。