lion caressing lioness on grass in savanna

少林寺拳法の中心的な教えのひとつ。

「力のない愛は無力だ。愛のない力は暴力だ。」と教わり「なるほど、そんなものかな。」と思ったものだ。

「力」はどちらかというと物質的だし、「愛」は精神的現象の様に感じる。そうすると拳禅一如と同じ事だとも言える。

「力」は後天的に身につけるモノ、「愛」は先天的にもっているモノとも言える。「力」は腕力にしろ経済力にしろ自分が何かに取り組んだ成果だが、「愛」はもっと複雑で、生まれた時からもっているものが人とのかかわりで出てくるような場面が多いが、形を変えたりするので「力」の様に単純にはいかない。

わかりやすく単純な「力」とどこにあるのか(ないのか)わからない「愛」だから不二と言われてもどうしたら実現できるのかも想像もできない。

少なくてもオレの今までの人生の中には「力愛不ニ」を意識して実践する場面など一度もなかったし、これからもおそらく無いだろう。

ちょっと古いが、フィリップ・マーロウの言葉「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。」があるが、同じようなニュアンスだが、こちらの方が、より具体的だし、バカなオレにはしっくりくる。

タフでしかも優しい、そんな男は、映画の中ではショッチュウ会うが、現実では、今まで会った中で思い起こしても、2人程しかいない。

機会があればこのブログで紹介したいと思う。