strong man breakdancing on sidewalk of city

均衡を保つのはパワーバランスの他にはあり得ない。国と国は勿論、人と人でも同じだ。たまに、国と国の問題で「話せばわかる」、「寄り添えば解ける」という評論家、有名人がいるが「オレよりバカだな」と思う。

個人と個人ならまだ理解出来るが、それでも話してわかる、という状況は経験がない。メリットとデメリット、義務と権利、需要と供給、give and takeのバランスで成り立っている事がほとんどだ。

武道の「武」は戈(争い)を止める、という事。要するに争いを止める道を武道という。じゃあ、どうやって止めるか?

意識を極めた者同士(極意)が相対する時、どちらも一歩も動けない状況を「相抜け」という。

「話し合えばわかる」というアマイ状況では無い。「ヤラナケレバヤラレル」という極限的状況での一歩も動けない相抜けが戈を止めるという事なのだ。

国も個人も「平和」はそこにあるものでは無い。勝ち取るものだとオレは思う。