curve industry photography vintage

個々の人生に全て意味があったと思った。それが可能な限り描かれていた。映画は毎週の様に見るが、これだけ力が入った作品は久しぶりだ。一つ一つのシーンが練られていたのを感じる。

人生は表か裏かで表される様なモノでない事はバカなオレにもわかる。善か悪か、損か得か、幸か不幸か、二元論ではいかない。登場人物のそれぞれの「その行動」に全て意味があり、多要素を内包しているのだ。

法を犯そうが不合理だろうが、貫かなければ前に一歩も進めない時が人には確実にある。自分の生き方への借りみたいなモノだ。

ただ、夢の途中で人生に翻弄され、命を落とした望だけは不条理という言葉しか思いつかない。